水商売といってもその中に色々と職業はある
ホストクラブ,キャバクラ,コンカフェなど
それこそ風俗も大まかには水商売に入る

僕が働いているのはホストクラブで
そこの運営スタッフをやっている
いわゆる”内勤”というやつだ

内勤の中にも役割があって
うちでは大まかに
付け回し,キャッシャー,エスコートと3部署が主な役割


キャッシャーはその名前の通りお会計を出す部署
エスコートはどこにお客様を案内するか決める部署
付け回しはどの席にキャストを配置するか決める部署

ざっくりこんな感じだが内情はもっと複雑で細かい
この3部署をマスターしてうちでは始めて役職が与えられる
1部署覚えると給料のパーセンテージが上がるというシステムだが
最近ではこの3部署が難しいのか役職を与えられる内勤がほぼいない
どの仕事もそうだけど人の育成がほんとに一番難しいと思う

僕が内勤になったのは4年前
この3部署は最短期間でマスターした
正直自分では仕事ができるとは思っていない

記憶力も人並みだしなにか突出した部分があるわけでも
パソコンが最初からできたわけでもない

ただ一つだけ人に誇れるものがある

それは

人より仕事を同じ熱量で長くし続けられること

なにか始めたら突き詰める性格なのももちろんあるけど
この仕事で一番大切なのはサボらないこと

プレイヤー(いわゆるホスト)は日々結果を残さないと生き残れないスポーツ選手

それと打って変わって内勤は
日々変わらないクオリティで同じ仕事をしなければいけないいわゆる職人

この二つがバランスよく機能しないとお店は成り立たない

その変わらないクオリティで仕事をすることがなかなかに難しい理由が
日々同じことの繰り返しでだれてしまうこと

このせいでミスが多くなったり仕事を覚えるスピードにあきらかな差が出る

僕は内勤で戻ってきた時に借金が130万ほどあった

このお金をなんとか早く返したい一心で仕事に打ち込んだ

人がやらない仕事や雑務を全て引き受けて
最短で昇格して早く給料をもらうために死ぬ気で仕事を覚えた

僕のお店は内勤も席に着かせてもらう珍しいお店で
お客様と一緒にお酒を飲むこともしばしばあり
おかげで二日酔いになってゲロを吐きながら仕事をすることも全然あった

僕は現場仕事しかやったことがほぼないが
いわゆる”昼職”より辛くなくて給料もいいのが”夜職”だと思っている

だけどこの仕事は世間の目がひたすらに冷たい

だからこそ給料をもらえないと割に合わないと思う

しかし人は良くも悪くもその生活に慣れてしまうもので
少ない給料での生活に慣れて最初はあったやる気もそのうち無くなっていくもの

ここが僕は人と違かった

それこそ下っ端の内勤の手取りは25万ほど
僕の4分1程度

正直確かに生活はできるがこの仕事は何よりなんの保証もない
稼げるうちに稼いでタイミングで辞めた方がいいと僕は思う

そんな僕も次の仕事の当てなどないので
ブログを通して新しい何かに挑戦していこうと思う

もちろん水商売ならではの愚痴や悩みも多いので主にそれを書いていこうと思う

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